2011年3月3日木曜日

[E3 2008#06]狙いどおりの映画化。カプコン「ロスト

 カプコンは7月15日(現地時間),E3 Summit 2008の会場内にてプレスカンファレンスを開催し,「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」のハリウッド映画化を発表した。

 先ほどのニュースでお伝えしたとおり,映画「ロスト プラネット」をプロデュースするのは,「X-メン」や「スパイダーマン」などを手がけたAvi Arad(アヴィ?アラッド)氏で,Seaside Entertainmentが制作を行なう。脚本は,David Hayter(デイビッド?ヘイター)氏が担当し,コンサルティング会社のフィロソフィアでCEOを務める藤村哲也氏をエグゼクティブプロデューサーに迎え,Warnar Bros.が配給を行なう。

Arad Production Chairman Avi Arad氏
David Hayter氏
フィロソフィア CEO 藤村哲也氏
Seaside Entetainment CEO Steven Paul氏

カプコン 開発統括本部長兼オンライン事業統括 稲船敬二氏
 映画化は,アラッド氏が会長を務めるArad Productionsからのアプローチによって現実化し,「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」のエグゼクティブプロデューサーだったカプコンの稲船敬二氏は,そのときの感動を熱く語っていた。
 もともと稲船氏は,ロスト プラネットを映画にするつもりで開発しており,「極寒の地」というインパクトのある世界観,ラブロマンスを含むひねりのあるストーリー,ハリウッドにないCGによる巨大ロボット,といった要素を盛り込むことにしたという。また,開発チームには,ハリウッドで映画化されるようなものを目指してがんばろうといいながら,開発時のモチベーションを上げていたということだ。

 また,映画化の話がきたときにアラッド氏が挙げたロスト プラネットの良い点というのが,稲船氏の狙っていたコンセプトどおりだったということなので,ゲームとかけ離れた内容の映画になってしまうことはなさそうだ。稲船氏は,ハリウッドの一流プロデューサーに作品が認められたことに喜びを感じており,発表会場でも興奮していると自ら語っていた。また同氏は,「映画はまだ完成していないが」と前置きをしたうえで,映画化という夢がかなったことに感動していると語り,挨拶を締めた。

カプコン代表取締役社長 最高執行責任者 辻本春弘氏
 カプコン代表取締役社長 最高執行責任者の辻本春弘氏は,カプコンのゲームコンテンツが映画としても成功しており,そういったことがゲームビジネスに戦略的に役立つことを確信しているという。
 事実,カプコンは「バイオハザード」や「ストリートファイター」を映画化し成功を収めている。とくにバイオハザードはシリーズ化され,ゲームと映画が相乗効果を生み,売り上げ/興行収入のアップに貢献したといういい例だろう。

 映画ロスト プラネットの公開は2011年が予定されており,まだまだ先だ。今回も制作発表会という色合いが強く,具体的な内容については一切語られなかった。とはいえ,映画化を望んだ側がゲームの良さを十分に理解しているというのは,ファンにとって心強い。また,映画の公開時期を考えると,しかるべきタイミングで,ゲームのロストプラネットシリーズもリリースされる可能性も高そうだ。


引用元:SALE-RMT ゲーム通貨とWebMoney販売 買取 SALE-RMTは安心をあなたに

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